3つの異文化を体験!東京ツアー~小さな発見がいっぱい~

スウェーデン大使館

スウェーデン大使館前

スウェーデン大使館前にて

今回の研修も晴天に恵まれ、加藤セミナー委員長の企画で参加者約20名の花の東京見学会になりました。

まずは、スウェーデン大使館へスムーズに直行。可愛くディスプレイされた北欧ファブリックに迎えられ、うれしい気分に。北欧ファブリックの壁紙、カーテン、クッションはウイリアス・モリスのように草花の自然をモチーフにしていますが、涼しげで色彩がきれいです。皆さん早速、その絵はがきを買い求めていました。

今度横浜の港北区にオープンしたIKEAのスタッフによる小物のディスプレイ、照明の説明がありました。欧米人は部分照明で暮らしを楽しんでいるそうで、スタンドを上手に使っているみたいですね。スタッフのスウェーデン人も朝の食卓、勿論夜の食卓にもキャンドルを灯して暗い灯りを楽しんでいるとか。

私もキャンドル好きでかわいい形のもの、水に浮かべるもの、アロマの香りのするものなどたくさん持っていますが、実はどれも使い切っていません。日本人はキャンドルの灯りでは暗くて疲れてしまうんですね。ライフスタイルに合ったものでないと生活の中に根付かないものだとつくづく思います。

そのスウェーデンスタッフの眼はきれいな緑色。日本の明るすぎる照明は眼が痛いと言っていました。IKEAでは物を単に売るのではなく、そういう北欧の文化セミナーも毎日開催しているそうですよ。この日さっそくIKEAファミリー会員になった人もいました。

スウェーデン大使館 館内1

スウェーデン大使館 館内にて

2つ目の異文化体験となったのはランチです。加藤委員長が選んだお店は家具のIDEEでプロデュースした、六本木ヒルズのロジャック。おしゃべりに夢中で話しながら歩いていた私はここで迷子に。一番最後にやっとたどりつきました。

あのドアは欧米で開発されたものでしたが、日本の施主、デザイナーの要望により当初のドアより重いドアになり安全装置が働かなかったのです。その結果、子供の頭が隙間に挟まれ痛ましい事故となってしまったのです。

さて、初めて食するエスニック料理は香味野菜、香辛料の香りが効いて皆さんの感想は様々。私は最近酸っぱいものとか、黒胡椒が効いたものが好みになってきたので満足!でした。

皆さんお腹が満たされるとすぐ、自分のプランにあわせて三々五々目的地へと出発。今回の見学プランを練る前からそれぞれいろいろと希望があったみったいなので、午後は思い切って自由行動にしました。

好き嫌いがはっきりしている当倶楽部会員は、「どこへ行こう?」と悩んでいる人はさすがにいなかったようです。今回びっくりしたことは、皆さんの行動がきびきびしていること。ぼやっとしているとホントに取り残されてしまいそうでした。

スウェーデン大使館 館内2

スウェーデン大使館 館内の様子

私は東京にこそまだ、古き日本が残っていると、下町めぐりに凝っています。古い建物を見るのがとにかく好きなので、東京国立博物館表慶館の「よみがえった明治建築」を見てきました。明治4年に竣工したもので、昨年改修しました。ここで日本の文化をじっくり堪能できました。

何よりも石井幹子プロデュースの「光と音が織りなす幻想夜景絵巻・スペシャルライトアップ+邦楽ライブ」を見られたことはラッキーでした。帰る時間を気にしながら最後は、とにかく銀座で一杯!と急ぎました。

今回、若杉さんの娘さんも参加してくれました。「お父さんがこういうクラブに入っているなんて全然知らなくて。私は大工道具一式を持っていて鉋かけとか、彫刻とかお父さんの仕事を手伝っているんですよ」と、バッグにはコアラのマーチをお供にかわいい娘さんでした。また、菅野朋子さんの娘さんも写真を撮ってくれたり気を遣ってくれました。

毎回加藤セミナー委員長はゆっくり食べる暇もなく皆さんを楽しませてくれて本当にありがたいと思います。忘年会は賛助会員様のご協力をよろしくお願いいたします。

Report:渡部 きぬ子

東京デザイナーズウィーク2006

東京デザイナーズウィークイベント会場

東京デザイナーズウィークイベント会場にて

今年のテーマは「LOVE」。「人と人の絆」、「人と地球の絆」。
昨年に引続き、明治神宮外苑会場にてコンテナを利用し、様々な企業やデザイナーが自由に表現していました。

Photo&Comment:榎森 理子