絵本美術館「まどのそとのまたむこう」見学会に参加して

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平成17年6月22日(水)セミナー委員会(委員長:斉藤立子さん)による、見学会が行われました。福島・郡山・いわき各地区より18名の参加をいただき、出発いたしました

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美術館に向かう前に腹ごしらえランチを楽しみました。昼食は鮨和膳「えがわ」会員の松本りかさん推薦で、ネタも新鮮、大変美味しくいただきました。(うまかった)また眺めてもよし、でいただくことができ、話もはずみ、腹は満腹気持ちは満足状態で絵本美術館に向かいました。「えがわさんは(有)横山デザインハウス横山利雄さん(会員)が企画・設計されサインまで関わったお店だそうです」

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絵本美術館は建築家 安藤忠雄氏が設計され、期待通りRC打ちっ放しの建築でした。 園長先生の話によると、お手紙により設計依頼されたのですが有名な建築家の先生なので、返事がくるか半信半疑だったそうです。しかし直ぐに安藤忠雄氏本人から電話があり、設計してもらうようになったそうです。(先生は3回ほどのいわき訪問)後は関係スタッフにより仕事が進み、工期1年足かけ2年の事業とのことでした。構想は長年園長先生が温めていた夢の実現であり、長年その時に向けて絵本を集めていたと、案内いただいた園の先生がいっていました。

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館内は壁、床、天井共コンクリート打ちっ放しで仕上げてあり、絵本ラックのライトオークと絵本のカラフルな色合いが絶妙なマッチングをみせており、偶然の融合ではなく事前に計画されていることが見学して分かります。また、裏話も聞くことが出来、UV対策はしてあるのですが絵本の表紙が色あせして時々交換しているそうです。

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美術館の自慢の一つに展望がありますが、残念ながら当日は霧で海が見えませんでした。(残念!安藤先生が来た3度も素晴らしい眺めが望めたそうです。)それから見学して疑問に思ったことがあり、それはスケールが小さいことなのです。天井高が低い、造り付け椅子(勿論RC造)、カウンター高さが低い、便器が小さい、聡明な皆さんは気づかれたと思いますが聞いていて納得「園児が主役」です。有名建築家 安藤忠雄氏と情熱を持った園長先生のコラボレーションの絵本美術館でした。(建物全景を把握したい方はテラスより、表にでて見られるといいでしょう:見学者)

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最後に市場に寄りお土産を買って一日有意義な見学会を終えました。セミナー委員会の皆様ありがとうございました。

Report:車田 俊彦