定時総会
去る6月17日にホテル辰巳屋において今年度の定時総会が開催された。
総会は当日の出席者と委任状で会員の過半数を占め定足数に達した。議長に株式会社ルノンの長南氏を選任し、第1号議案から第4号議案まで審議され承認された。
インテリア産業協会東北支部主催:記念講演「21世紀のデザイン」
引き続きインテリア産業協会東北支部主催の記念講演としてインテリアデザイナー内田 繁氏による「21世紀のデザインについて」が一般の方々も交えて開催された。まず、主催者挨拶として湯目俊彦支部長より「未曾有の震災後も皆さん頑張っていらっしゃいます」という激励の言葉をいただいた。一般参加者と当クラブ会員で約80名が講演に耳を傾けた。
内田氏は当クラブの創立20周年記念講演にも来ていただいたが、この10年あまりで私たちを取り巻く社会、環境は大きく変わった。
そのことは内田氏が冒頭で述べていた「近代合理主義(モダニズム)の挫折」になるのだろう。それではデザインとは何か、を問うと人間、社会、自然の観察が大切であると氏は説く。昨今の自然災害の状況を見ると科学技術がどんなに進歩しようともその3点を忘れたところに思いもよらない大きな被害があるということを私たちは学んだ。その先は会員各々が日々携わっている仕事、または暮らしのなかで考え、どうしたらいいのか答えを見出して欲しい。
懇親会では内田先生を囲み賛助会員も加わって賑やかな宴となった。今回初めて参加した方もいらっしゃり、自己紹介も兼ねて一人一人近況報告をした。約20名の出席で少人数ではあったが、辰巳屋さんのお料理に舌鼓を打ち和やかなひと時を持てた。新旧メンバーで力を合わせ、今後のFICの活性化を願いお開きとなった。
最後に今回インテリア産業協会東北支部様には大変お世話になりました。この場を借りて熱く御礼申し上げます。ありがとうございました。
報告:渡部 きぬ子広報委員長